【FF14】MOマクロと多ボタンマウス【ヒーラー】

昨今、ヒーラーにDPSを求める風潮が非常に強くなってきました。ヒーラーへの風当たりも強く、ヒールワークよりもDPSでそのヒーラーの実力が計られる…そんな空気感がひしひしと感じられます。コンテンツの仕様も、ヒーラーがDPSを出せる環境(猶予)があり、かつヒーラーのDPSもクリア水準に加算されています。

ただ、考えて欲しい、タンクやDPSロールは敵1体ないし複数体と対峙しています。しかしヒーラーはその敵と自キャラ含め8人のHP…つまり9体と常に対峙しているのです。

ヒーラーは9つの選択肢を常に扱っている

パーティーリスト4番目のキャラを選択する際に、十字キーの↓ボタンを4回押し、キャストするのです。そしてまた、十字キーを押し、タンクないし敵キャラにターゲットを移行しキャストをするのです。なんて面倒な…。

が、しかし、そこにヒーラーに対するコンテンツ側の猶予があるということにもなります。FF14運営陣がキーパッドを優先して考える限り、パーティーリスト4番目のキャラを選択する時間をコンテンツに作らなければならないのです。この「選択する猶予時間をどれだけ短くするか」がヒーラーのプレイスキルに直結するといっても過言ではないでしょう。

そこで今回改めて推したい、筆者が全ヒーラーに勧めたいシステム、それが《MOマクロと多ボタンマウス》になります。

MOマクロとは

《マウスオーバーマクロ》の略称です。マウスポインタをターゲットの上に置くだけで選択している状態にする…、簡単に言うとこういうことです。マクロの記述の仕方は下記の通り。

/ac ケアル <mo>

マウスポインタを対象キャラの上、もしくはパーティーリストの任意のキャラ名の上に置き、ボタンを押すだけです。もちろん攻撃スキルにも応用できます。

/ac ストンジャ <mo>

マウスポインタを対象ターゲットの上、もしくはターゲット情報やフォーカスターゲットや敵対リストの上に置き、ボタンを押すだけです。

ね、簡単でしょ。

必要なのはマウスのAIM力だけ、対象が大きいため早々ミスすることはありません。また、敵ないしキャラを選択している状態でもMOマクロは発動します。つまり、敵をターゲットしながらヒールをすることが可能になるのです。ストンジャを撃っているあいだにMOマクロケアルが撃てるのです。

この恩恵を一番受けられるのが「学者」です。
妖精の光の癒しは「パーティーメンバーの誰かがHP80%を下回ったとき」にオートで発動します。HP85%ではオートで発動しません。プレイヤーが光の癒しを指示するとHP100%の状態でも発動します。つまり、常に連打していないとその有用性を最大限生かせません。ゲームパッドだと、魔炎砲を敵ターゲットに撃ち、キャスト中にタンクにターゲットを変更し光の癒しを指示、また敵にターゲットを移行し……正直こんなことはやってられません。パッドで操作している学者のほとんどが、別途指定のパーティー〇番目に光の癒しをするというマクロを組んで、〇番目ごとに押し続けているかと思います。

MO癒しマクロは、マウスポインタをパーティーリストの上に置いて、キーを連打しているだけでこと済みます。

ね、簡単でしょ。

続いては、このMOマクロと相性抜群の多ボタンマウスのご紹介です。

FF14と多ボタンマウスの有効性

「多ボタンマウス」とは、通常のマウスの左右クリックに加え、マウスの側面などにキーを増設させたMMOゲーミング向けマウスの通称です。有名なところで言うとRazer社のNagaTrinityLogicool社のG600があります。どちらもマウス側面に12個のキーが設置されており、FF14との相性が良いと評判のマウスです。この12個のボタンをホットバーに割り当て、スキルを押していくことになります。

12個しかスキルが登録できないじゃないか。

いえ、無理をせずに、最大48個のキーを割り当てることができます。

  • 素押し
  • SHIFTキー +
  • Ctrlキー +
  • Altキー +

以上、12キー×4種で48個を難なく登録できます。最もスキルが多いと言われている学者でも余裕があります。48個ものスキルを難なく設置できるという点だけみても多ボタンマウスの有効性が分かっていただけるはずです。

この48個を下記画像のようにキーバインドに割り当てます。

また、マウスホイールの左右をTabキーに割り当て、ターゲットの切り替えを感覚的に操作できるように工夫しています。

さて、続きまして実際に多ボタンマウス×MOマクロを利用している筆者のHUDレイアウトをご覧いただきましょう。

マウスは右手で動かすことから、MOマクロの対象となる情報を画面右側に寄せています。
パーティーリスト/ターゲット情報/フォーカスターゲット/敵対リスト

そして、ホットバーを以下のようにレイアウトし、疑似的に12キーの配列を再現させています。感覚的にマウスのボタンを押せるようにすることによって馴染みやすいよう設計しているつもりです。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この操作方法は、全て『WASD』での移動が主流となります。
キーボード上の「W:前」「A:左」「S:後」「D:右」を使い、もっぱらPCゲームにおいて、左手で扱えるカーソル移動キーとして標準的に用いられる操作方法です。パッドを利用しないゲームのほぼ全てがこの操作方法で行われているため、今後色んなPCゲームをやっていきたいと考えている方はこれを機会に是非覚えてみるといいかもしれません。

さて、ここまで読んでいただき、MOマクロと多ボタンマウスに興味をもっていただけたでしょうか。

『慣れるのに時間がかかりそうだな』

『WASD操作なんてできない』

そんな声が聞こえてきそうです。筆者も元々はキーパッドでしたし、WASD操作は非常に苦手でした。慣れるのに12時間ほどはかかったでしょうか…、それでもこの操作方法にしてからの後悔は一切ありません。メリットあってデメリットなし、です。自信を持ってオススメできる操作方法でございます。

新生FF14が始まってもう5年になります。いまだに新規プレイヤーが続出しているなか、新規の方々の参考になれば幸いです。そして筆者が逃げたくても逃げられない高難易度コンテンツのレイドにまで興味をもってもらえればと願っております。

下手こそものの上手なれ!下手だからこそデバイスに頼ろう!

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